呪禁・警戒・トランプル

退職日記:退職日編

22/7/15(金)

※以下、一部の人の役職・年齢表現など細部は事実と異なる場合がございます。ご了承ください。

 

有給全て消化し、満を持して?退職

在職期間1年3ヶ月

事務職としての任を辞す。

 

「月曜日に上手く課長に引き継ぎ出来なかった件を、最終日の金曜日に支部長にツッコまれて初めて伝える」「一人が御手洗に行き、全員揃ってなかったところで突然お礼のお菓子を配り始める」など、最後までヤバ人っぷりを発揮しつつ最終日を過ごす。

 

引き継ぎ失敗の件は支部長とタイマン『お話し合い』発生レベルのポカだと思うが、苦笑いで流してくれた。初めて見た顔だったが、全てを諦めきった瞬間の顔ってああなのかなぁ。

火、木と飛ばし飛ばしで有給取って水曜日に伝え損なったんだよな。ポンコツ新人と60↑課長のコンボじゃExcelマクロ全く分からなくて対応できなかったんだわ。そっちの事業所なぜかWindows 7だったし。

すまんな、支部長。

課長から支部長に話飛んでるかと思いこんでたら全くそんなことなくて草。俺は悪いけど課長もアレでは?火曜日から金曜日に掛けて誰もその件触れてなかったのヤバ過ぎる。

とはいえ、支部長とは色々あったけど、上司で、俺を拾ってくれた恩人とも言える人だから、嫌な雰囲気で終わらなかったのは本当に良かった。

期待に応えられなくて、ごめんなさい。

 

同僚の姉さん方とは、ちょっと個人的に相性の悪さを感じてたのもあって、あっさりで印象はないかも。心のこもったお別れの挨拶はできなかったかもしれない。

「一番バカな辞め方するんだよコイツww」みたいなニュアンスで俺が他の人に退職の挨拶してる時に追撃してたかな。そりゃそうだと俺も思ってるし、文面ほど酷い言い方でもないから気にしてないけど、文字にすると口悪すぎて面白いな。最初は一緒にゲラゲラ笑ってたけど、やっぱり口の悪い人は苦手だな。

 

一応の同期と言える唯一の友人(under4)ともたまたま出勤日のシフトが合って会えたので別れを告げる。いきなり上長に内線で事務所まで呼び出される心境よね。申し訳ない。

ご飯行きましょう!って強く言われたけど、俺から誘うことはあるだろうか……。それにしても退職金出るまでは続けるかな〜やっぱりwとかほざいてたあの時の俺は何だったんだろうね……。

普通に良い子だったので強く生きてほしいと思う。働いてるだけで尊敬だよ本当に。握手。

(実は前日まで連絡渋ってて、彼が公休だったらテキトーにLINEで済ませる気だった)

 

所長Aとの別れは存外にしんみり情緒ムード。

俺が思ってたより気に入られてたっぽい。実際のところ、会社の中で一番ぶっちゃけトークが出来たので、年の離れた悪友みたいな不思議な関係性だった。

お気に入りの珈琲通販(九州店)を試供品と共に紹介されたり、寂しいとのことでLINE交換をしたりした。

実写犬のアイコンだったので「可愛いですね!飼ってるんですか?」って聞いたら、「昔飼ってた」みたいな返答された。遺影かな?

 

所長Bとの別れはお電話で。この人とは相性悪いというか、俺が一方的に苦手だった節があるんだよな。

デカいし怖いし話噛み合わないし

さらりと終わり。頭良いんだから司法書士にでもなれば?って言われてちょっとえへへ~ってなった。

この人に依頼しててまだ届いてない書類大量に残ってるんだけど、無かったことにしておいた。

 

工場長と工場事務さんともお電話で。この人達は同僚のお姉さん方から馬鹿にされてた節があって、実際仕事が滅茶苦茶だった部分もあるんだけど、個人的には好きだった。人当たりも良いし、一緒に働きやすいのはこういう人達なんだろうな。

ポンコツ×ポンコツ同士相性良かったのかもしれない。たまに同僚姉御から「工場に出向すれば?」ってネタ半分嫌味半分で言われてたな。

お二方からはご自身やお子さんが最近転職に関わってたのもあってか、熱烈なエールを貰えた。素直に良い人達だった。

 

社食の姉さんとの別れはちょっと寂しかったかな。

毎日食べてたのもあって、凄く気を遣って貰った。その人が受付の時はいつも気分の良いやり取りが出来たような感じの良さだった。1食400円の食う食わせるの関係の中で、相手を心地良くさせることができるコミュニケーション能力の高さは見習わなくちゃいけないな。

社食自体はそんなに美味くも不味すぎずもない普通以下だったから思い入れないです。

 

で、一番寂しかったのは、一番時を過ごしたデスクとの別れだった。これは本当にそう。

引き出しを掃除しつつ、備品と私物を分ける作業。本来そこにあるべき物を鞄に仕舞い、ぐちゃぐちゃだった備品を整える。パソコン横の付箋を全て剥がし、マニュアルとメモをシュレッダーに。デスクトップの自分フォルダの中身を引き継ぎ用以外全て削除。削除。削除。

まっさら。

自分の居場所がなくなるということを最高に実感した。キャビネットの下から整理していって、一番上の引き出しの定規の向きを整えてる時に、ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、やられそうになった。

『分からなかったら〇〇まで』って各事業所に送ったExcelファイルの今後の対応とか、俺の名前の入った内線表とメールアドレスとか、会社の新卒離職率とか、色々なものが頭に浮かんだ。

俺の作った労務管理Excelとか、Officeに詳しい新人が来ない限り使われ続けるのかな……。

 

何やかんやあった気もするけど、積み上げた関係以上に円満退職できた印象。

自分自身が周りの人達と上手くやれなかった気がするだけだったのかもしれない。退屈だし、周りと価値観合わないし、Excel以外自分の仕事ぷりに必要性を感じなかった職場だったから辞めた。けど、自分の未熟さが原因で、遥かにまともな人達だらけの職場だったと思う。

 

退職に際して、一番言われたのは、"まだ若い"から何とかなるだろうってことだった。

そう、確かに自分はまだ若い、第2新卒だ。自分にとって見込みの無い職を手放すことができた。良い損切りだ。

 

ポジティブムードだが、この男は次の職を決めずに辞めるという「一番バカな辞め方」をしている。

【無職】

過去の自分の額にぐりぐり押し付けたい肩書である。

スーパーニートモード。シャフニナール一着!

これからどうなってしまうのか!!??